行動のメカニズム
経験から得るもの
人の行動のほとんどが、過去の経験をもとに決定 されています。例えば、学校に遅刻しそうなとき・・・・。 間に合うかどうかは、過去の経験則から判断できます。 そして間に合いそうなら「急ぐ」という行動に移しますね。 当然、何も知らない赤ん坊にこの判断はできません! このように、人は経験から物事を学習していくのです。
観察学習
普通の学習は、自分自身の試行錯誤から新しく 物事を判断する材料を得ます。 ところが、ほかにも他人の行動から学ぶことで、 実体験を必要としない学習の方法があります。 これが、” 観察学習 ”と呼ばれるものです。 子供は親の背中を見て育つという言葉も、この 部分の心理学からきたものです。
条件反射
梅干を見たら、あなたは自然にだ液が出ませんか? レモンを見ただけで酸っぱく感じることはありませんか? これは、すでに梅干やレモンは酸っぱいものだと学習 しているために起こる現象で” 条件反射 ”といいます。 梅干やレモンを知らない人には、この現象は起きません。 条件反射の実験で有名な『 パブロフの犬 』をご存知ですか?
パブロフの犬
ロシアの生理学者” パブロフ ”が行った実験です。 犬にベルの音を毎回聞かせ、そのすぐ後に餌を 与える。すると、犬は次第にベル音を聞くだけで 餌がなくてもだ液を出すようになったというものです。 【ベル=餌】というのを学習し、だ液を出すという行動 につながっていることを発見したのです。
※パブロフ
ロシアの生理学者で、神経を支配する消火腺の研究を
認められ、1904年にノーベル賞を受賞。
パブロフの提唱した条件反射の理論は、現代の心理学
にまで大きな影響力を持った。
自発的行動
パブロフの犬の学習は外的要素をもらって学習する という受身のやり方でした。 これに対して、アメリカの心理学者” スキナー ”が 提唱したのが能動的な学習をする自発的行動でした。 またの名を「 道具的条件付け 」と言います。
※道具的条件付け
アメリカの心理学者スキナーが実証した方法。
レバーに触るとエサが出るという装置を作り、
その中にネズミを入れました。ネズミは偶然に
レバーに触れエサが出るのを学習すると、これ
を繰り返すようになり、お腹がすく度にレバーに
自ら触れるようになったというもの。
このように能動的に学習行動をすることを指します。
