記憶のメカニズム
人間の記憶力の歪み
時間が経つにつれて、次第に記憶は曖昧になります。 ドイツのエビングハウスという心理学者が自分を被験者 として、ある実験を行いました。 ある中高年の男と若い女性がいました。2人は父娘です。 なのに見る人によって職場の上司・部下と受け取ったり、 カップルじゃないかと人によって受け取り方が違いました。 問題はその後です。時間が経ってからこの2人について 質問をすると、自分の判断に基づいて記憶しているため、 カップルと思い込んだ人は「腕を組んで歩いていた」など と勝手な記憶の歪みが生じたのです。これこそ思い込み と呼ばれるものであり、記憶は曖昧だと実証したのです。
思い出すためのプロセス
思い出すためには2通りの手段があります。 ひとつは「 再認 」、もうひとつが「 再生 」です。 この2通りを比較すると、再生のほうが難しい と誰もが思うでしょう。ところが逆なのです。 ” ある実験 ”で、人は記憶の曖昧さから、材料 に頼り切った判断をしがちになってしまうのです。 もし再認させるのであれば目立つ特徴を抑えた 比較をさせるようにしましょう。
デジャ・ビュ(既視体験)
初めての体験のはずなのに、初めてと感じない現象。 記憶に残っている断片的なものが、「いつ」「どこで」 を思い出せないために、なんとなく見たことがあるよう な気を引き起こす。( ⇔ 『 ジュメ・ビュ 』)
ジュメ・ビュ
デジャ・ビュの逆の現象。 何度も体験・経験しているはずなのに、 なんとなく初めてのように感じてしまうこと。
